上敷領藍子、古賀智子、朴梨恵、木下通子により2021年結成。東京藝術大学/京都市立芸術大学を卒業した後、各々に5~10年のヨーロッパ留学を経て、現在日本各地で活動をしている。
クラシック音楽の神髄を大切にしながら、留学経験を活かした柔軟な発想やアイディアを取り入れ活動を展開中。
本格的に、かつ身近にクラシック音楽の面白さを知って頂けるよう様々なアプローチ方法で自ら企画をしている。
「メリア」とはフランス語で「椿」、ギリシャ語で「ミツバチ」の意味。
幾重にも花びらや葉を重ねて花を咲かせる「椿」のように、各国で育んだ奏者それぞれの個性を重ね合い、4⼈にしか奏でることのできない⾳楽を⽣み出すこと、そして「ミツバチ」が花粉を運び花を咲かせるように、⼈の⼼に花を咲かせる⾳楽を届けられることを願い、命名された。
©︎Yusuke Kinoshita
上敷領 藍子 ヴァイオリン
Aiko KAMISHIKIRYO
大阪府出身。4歳よりピアノ、7歳よりヴァイオリンを始める。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を卒業後、同大学音楽学部首席卒業。卒業時に三菱地所賞、アカンサス音楽賞を受賞。同大学大学院修士課程修了。2011年渡蘭。マーストリヒト音楽院を特別賞を得て首席卒業。
これまでに全日本学生音楽コンクール、中・高校の部第2位、大阪国際音楽コンクール第1位、宗次エンジェルヴァイオリンコンクール第3位、バルレッタ国際音楽コンクール・ソロ部門、室内楽部門併せて第1位(イタリア)、レオポルド・ベラン国際音楽コンクール第1位(フランス)、マルコ・フィオリンド国際音楽コンクール第2位(イタリア)、等国内外のコンクールにて多数受賞。また、青山音楽財団より新人賞、リゾナーレ音楽祭にてハイドン賞など受賞。
オーケストラアンサンブル金沢、藝大フィルハーモニア管弦楽団、日本センチュリー交響楽団などオーケストラとも多数共演。2012年度野村財団奨学生。
これまでに本多智子、田渕洋子、浦川宜也、椙山久美、玉井菜採、ボリス・ベルキン、ジェラール・プーレの各氏に師事。
2016年に帰国し、国内外にてソロ、室内楽、オーケストラの客演など各分野において幅広く演奏活動をしている。
現在、京都コンサートホール登録アーティスト。パトス四重奏団、DUO GRANDE、メリア・クァルテットのメンバー。
YouTubeチャンネル「あいこの音楽友だち部屋」
古賀 智子 ヴァイオリン
Satoko KOGA
愛知県豊田市出身。4歳よりヴァイオリンを始める。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学音楽学部器楽科ヴァイオリン専攻を卒業。
全日本学生音楽コンクール名古屋大会 第53回 第2位、第55回 第3位入賞。第5回、第6回 大阪国際音楽コンクール各第3位入賞。
2011年より渡独。デトモルト音楽大学修士課程ソロ科に入学。翌年、カールスルーエ音楽大学修士課程に編入し、最優秀の成績で修了。その後、デュッセルドルフ音楽大学修士課程オーケストラ科で学び、同じく最優秀の成績で修了。
留学中には、ドイツ国内の音大生で構成されるオーケストラ、ユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニーのオーディションに合格。楽団員として定期的にヨーロッパ諸国へのツアーに参加し、スティーブン・イッサ—リス、ギドン・クレーメル等、多くの著名な演奏家との共演を重ねる。
また、学内で選抜され、ドルトムント・フィルハーモニー管弦楽団、デュイスブルグ・フィルハーモニー管弦楽団など、様々な楽団のプロジェクトに参加。
2014年、 DAAD(ドイツ学術交流会)奨学金奨学生。
2015年より2年間、奨学金を授与されるアカデミー生として、デュッセルドルフ交響楽団に在籍。東京国際フォーラムでの音楽の祭典”ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015”に同楽団が招聘された際には、メンバーとして参加。2017年、完全帰国。
2019年、豊田市文化新人賞受賞。
同年、日本演奏連盟主催 「新進演奏家育成プロジェクト リサイタルシリーズNAGOYA」に合格。名古屋・伏見の電気文化会館にてソロリサイタルを開催。
2020年、(公財)とよしん育英財団より助成を受ける。
これまでに、室内楽を大野かおる、(故)岡山潔、エドワード・ブルンナー、ラルフ・ゴトーニ氏に、ヴァイオリンを永田真理子、森下陽子、(故)若林暢、景山誠治、エリナ・ヴァハラ、ローザ・ファインの各氏に師事。
現在、ソロや室内楽、オーケストラ奏者として演奏活動を行う傍ら、後進の指導にあたる。
ゲーテ・インスティトゥート主催の独語資格 Goethe - Zertifikat C1(独検1級~準1級レベル)保持。
©︎Ayane Shindo
©︎Yusuke Kinoshita
朴 梨恵 ヴィオラ
Rihae PARK
京都市出身。京都市立音楽高校(現京都市立京都堀川音楽高校)を経て、京都市立芸術大学音楽学部卒業。
2005年日本クラシック音楽コンクール全国大会入賞。2006年日本ソリストコンクール奨励賞受賞。2007年ドイツ・ハイリゲンベルク音楽祭にて音楽賞受賞。
大学卒業後ドイツへ。
ハノーファー音楽大学卒業後、ベルリン芸術大学ソリストコース修士課程(ヴァイオリン)を卒業。ハノーファー北ドイツ放送交響楽団研修生修了後、ベルリン・コミッシェ・オペラ・アカデミー生として研鑽を積む。同歌劇場パリ、モスクワの魔笛公演ツアーに参加。パシフィック・ミュージック・フェスティバル2012年、2013年アカデミー生。その他数々の国際音楽祭、講習会に参加。
ファビオ・ルイージや準・メルクル、ロジャー・ノリントン、ヴラディミル・ジュロフスキーなど指揮者の元でオーケストラを学ぶ。
2015年4月に、青山音楽記念館バロックザールにてヴァイオリニストとしてデビューリサイタルを開催。好評を得る。
これまでにヴァイオリンを渡辺美穂、田渕洋子、浦川宜也、沼田園子、U.シュナイダー、A.ゲハードの各氏に師事。京都市立芸術大学時代よりヴィオラを山本由美子氏に師事。ドイツでヴィオラの響きを再度学ぶべく、2016年よりハノーファー音楽大学大学院にてV. ヤコブセンの各氏に師事。2018年同大学院ヴィオラ科卒業。
2016年7月より、NPO法人イエローエンジェルや京都中ロータリークラブ他支援のもと京都を拠点にSpecial Chamber Concert 朴梨恵室内楽コンサート 主宰。
2018年7月完全帰国。京都コンサートホール主催「Join us ! キョウト・ミュージック・アウトリーチ」第1期登録アーティスト(DUO GRANDE・上敷領藍子とのデュオ)。(一財)地域創造アウトリーチフォーラム事業派遣アーティスト。
京都、東京を拠点に各地でヴィオラ奏者・室内楽奏者として活動する。
木下 通子 チェロ
Michiko KINOSHITA
つくば市出身。
東京藝術大学附属音楽高等学校を経て同大学器楽科卒業。 在学中より、弦楽四重奏英国公演、藝大チェンバーオーケストラ・ドイツ公演、英国青少年音楽祭、藝大室内楽定期、JTが育てるアンサンブルシリーズ、軽井沢八月祭、リゾナーレ音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭等、数多くの音楽祭、演奏会に出演。ポップスの分野においても、EXILE、JUJUなど、アーティストのサポートメンバーとして多くのライヴ、録音等に携わる。
第21回市川市新人演奏家コンクール弦楽器部門優秀賞、第35回茨城県新人賞、第10回ビバホールチェロコンクール第4位、第16回大阪国際音楽コンクール第3位、リゾナーレ音楽祭ハイドン賞、緑の風奨励賞他、多数受賞。
2014年より渡仏。パリ・エコールノルマル音楽院奨学生としてチェロ科、室内楽科ディプロマ取得。学内選抜スカラシップを得てカザルス音楽祭、ヨーヨー・マ公開マスタークラス等、多くのプロジェクトに参加。チェコ文化センター、サロン le vent des arts、ヴォーベ音楽祭など、パリを中心に多数の演奏会に出演。2020年より拠点を日本に移し、演奏活動の傍らアウトリーチや後進の育成にも力を注いでいる。茗溪学園室内楽部コーチ、元水戸第三高等学校非常勤講師。